第5回論文輪読会 (オンライン開催)

日時:2024/02/18(日曜)13:00 –
第5回論文輪読会をオンライン形式で開催します.


論文紹介

紹介者:君波和雄

論文タイトル:Boschman, L.M., van Hinsbergen, D.J.J. and Spakman, W., 2021, Reconstructing Jurassic-Cretaceous intra-oceanic subduction evolution in the Northwestern Panthalassa Ocean Using Ocean Plate Stratigraphy From Hokkaido, Japan. Tectonics, 40 .
  ※ 最後のリンクをクリックすると紹介論文にアクセスできます.


形式:オンライン ZOOM方式.参加方法等は 事務局 までお問い合わせください.

※ 【終了しました】(オンライン参加者 8 名)

 ※ 輪読会の報告は こちら をご覧ください.


第20回研究セミナー(ハイブリッド開催)

日時:2023/11/11(土曜)13:30-16:00
会場:エルプラザ・研修室5 (会場定員 24名)
開催形式:対面とオンラインのハイブリッド

今回も,会員の調査研究や論文レビューなどの発表会(研究セミナー)と,調査研究活動にとらわれない話題提供の場(会員交流会)の同時開催です.関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます.

話題提供をご希望の方は,10月10日(火曜)までに,事務局 (office@hrcg.jp)に電子メールで講演タイトル・講演者名・希望発表時間をご連絡ください.

⇒ 受け付けは終了しました.

また,参加(オンライン含む)申し込みは11月10日(金曜)までに同上宛てにお申し込みください.多数のご参加と申し込みをお待ちしております.


<プログラム>

13:30-14:00 高波鐡夫:最近の千島海溝沿いの地震活動
14:00-14:30 岡村 聡:三角山火山の岩石
14:30-15:00 関根達夫:横須賀高校修学旅行の案内報告

-休 憩-

15:10-15:40 宮下純夫:2021-2022年の大雪といろいろな雲の紹介
15:40-16:00 参加者の近況など(一人1分程度)


会終了後には懇親会も予定していますが,懇親会だけの参加も大歓迎です.人数確定のために事前申し込みをお願いします(office@hrcg.jp へメールもしくは電話 080-5830-2016 にてお申し込みください).懇親会の会場はエルプラザ近傍,会費は3,800円程度を予定しています.


※ 【終了しました】(来場者16名・オンライン参加者 2 名)
※ セミナーの報告は こちら をご覧ください.


第19回研究セミナー(ハイブリッド開催)

日時:2023/07/29(土曜)13:30-16:00
会場:かでる2・7 920会議室(北大植物園向かい) 会場定員 45名
開催形式:対面とオンラインのハイブリッド(予定)

今回も,会員の調査研究や論文レビューなどの発表会(研究セミナー)と,調査研究活動にとらわれない話題提供の場(会員交流会)の同時開催です.関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます.

話題提供をご希望の方は, 7月10日(月曜)までに,事務局 (office@hrcg.jp) に電子メールで講演タイトル・講演者名・希望発表時間をご連絡ください.

⇒ 受け付けは終了しました.

また,参加(オンライン含む)申し込みは7月28日(金曜)までに同上宛てにお申し込みください.多数のご参加と申し込みをお待ちしております.さらに,会終了後には懇親会も開催予定です.

<プログラム>

13:30-14:10 嵯峨山 積:塩分指数と古石狩湖
14:10-15:00 石崎俊一:風力発電計画地域の地形・地質特性

-休 憩-

15:10-15:30 宮下純夫:最近の地球科学の話題について
15:30-15:45 関根達夫:横須賀高校修学旅行の下見報告
15:45-16:00 参加者の近況など(一人1分程度)


会終了後には懇親会も予定していますが,懇親会だけの参加も大歓迎です.
人数確定のために事前申し込みをお願いします(office@hrcg.jp へメールもしくは電話 080-5830-2016 にてお申し込みください).
懇親会の会場・会費は以下のとおりで,当日の飛び込みも可能です.

会場: 魚民(札幌南口駅前店 中央区北4条西4丁目1-1 ニュー札幌ビル1階 電話 011-207-3688 入口は南向き)
金額: 税込み 3,200円/人


※ 【終了しました】(来場者17名・オンライン参加者 2 名)


セミナーの報告は こちら をご覧ください.なお,次回の研究セミナー・会員交流会は,11月11日(土)(於 エルプラザ)を予定しています.


北海道総合地質学研究センター 2023通常総会特別講演会

日時:2023/05/13 (土曜) 13:30–15:00 (開場:13:00)
会場:札幌エルプラザ(札幌市北区北8条西3丁目)2F 環境研修室2 会場定員40名
演者:宮坂省吾(北海道総合地質学研究センター)
演題:「札幌を見下ろす山々」

札幌市の西部には1000m前後の山々が連なり、市街地には藻岩山や円山・三角山が隣接、東部には小山が点在しています。さらに、モエレ山が2004年に作られました。
「動かざること山の如し」と例えられます。実は山にも一生があって、数百万年あるいはそれ以上の悠久の時間を経過したものもあるのです。そのような長い時間にわたる地殻変動によって隆起した地盤の一部が海や川の浸食から免れて山となりました。そして、残された山の多くは浸食に強い火山岩によってできているので、さまざまな火山地形を読み取ることができます。
今回の講演では、市街各地から見える山の姿を紹介します。そのなかで、山の地質学的な特徴、地形学から見た隆起の痕跡、アイヌ語山名について、私見を述べます。
山の神様は高所から街を見下ろし、人々を見守っています。その成り立ちを理解することで、山を守る知恵が湧いてくると思います。

感染症対策を十分に行ったうえでご参加ください.なおこの講演会には会員以外の方も参加することができます (参加費無料).
参加(オンライン含む)を希望される方は,5月12日正午までに事務局 (office@hrcg.jp) へ電子メールでお申し込みください.講演概要は こちらから [PDF link] 入手 できます.

※ 諸事情により,講師:宮下純夫,演題:「自然災害と地質学」に変更して終了しました(来場者21名・オンライン参加者5名).特別講演会の報告は こちら [PDF link] をご覧ください.


第18回研究セミナー(ハイブリッド開催)

日時:2023/03/18(土曜)13:30-16:00
会場:エルプラザ 環境研修室2 会場定員40名
開催形式:対面とオンラインのハイブリッド(予定)

今回は,会員の調査研究や論文レビューなどの発表会(研究セミナー)と,調査研究活動にとらわれない話題提供の場(会員交流会)の同時開催です.関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます.

話題提供をご希望の方は, 3月3日(金曜)までに,事務局 (office@hrcg.jp) に電子メールで講演タイトル・講演者名・希望発表時間をご連絡ください.⇒ 申し込みは終了しました.
参加申し込みは3月17日(金曜)までに同上宛てにお申し込みの上,十二分に感染症対策を行ったうえでご参加ください.多数のご参加と申し込みをお待ちしております.


-プログラム-

宮下純夫:アラビア半島オマーンの自然と文化と人々(30分)
高波鐵夫:北海道北部の最近の地震活動 ―2022年8月11日中川付近の地震M5.4を中心にー(20分)
関根 達夫:トルコ・シリア地震関連情報(動画あり)(15分)

(休憩)

関根 達夫:支笏湖楓の沢の多視点撮影から3Dモデル作成(動画あり)(15分)
関根 達夫:支笏カルデラ支笏火砕流堆積物分布図(産総研地質調査総合センター)の紹介(2022/12/26公開) (15分)
岡 孝雄:札幌市街下で計画のシールドトンネル(新幹線)とその先行事例(望月寒川放水路トンネル)(40分) 


 ※ 終了しました(来場者19名・オンライン参加者4名).セミナーの報告は こちら をご覧ください.



第17回研究セミナー(ハイブリッド開催)

日時:2022/07/30 (土曜) 13:30–15:10(1時間40分)
会場:かでる2・7 1010会議室(北大植物園向かい) 会場定員 30名
   ※ JR札幌駅北のエルプラザではありません.ご注意ください.
開催形式:対面とオンラインのハイブリッド形式.

第17回研究セミナーを開催します.研究セミナーは会員間の議論を目的に行われますが,関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます.参加を希望される方は事務局 (office@hrcg.jp) まで電子メールでお申し込みの上,十二分に感染症対策を行ったうえでご参加ください.
コロナ感染者は全国的に増える状況にあります.会場は比較的広く,今のところ対面も含めて行う予定でおりますが,万が一の場合には中止もありえます.


プログラム

1)宮坂省吾:都心にあった幻の川 (30分)
2)関根達夫:真駒内用水と精進川を歩く(地下鉄真駒内駅~地下鉄幌平橋間) (40分)
  ※5月にコンターサークルの遠足に参加し写真を撮ったので,GPS軌跡や1960年代の空中写真などと合わせて紹介する.
3)宮下純夫・足立佳子・金子 龍:オフィオライトにおける特異なハルツバージャイトの出現とその成因 (30分)
  ※かなり専門性の高い内容なので,ハルツバージャイトという岩石の解説に時間を取りたい.


 ※ セミナーの報告は こちら をご覧ください.


第4回論文輪読会 (オンライン開催)

日時:2022/07/17 (日曜) 14:00–16:00
第4回論文輪読会をオンライン形式で開催します. 論文輪読会は会員間の議論を目的に行われますが, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます. 参加を希望される方は事務局 (office@hrcg.jp) まで電子メールでお申し込みください.

 ※ 輪読会の報告は こちら をご覧ください.


論文紹介 1 (14:00–14:40頃)

紹介者:君波和雄

De Grave, J. et al., 2016, Late Palaeogene emplacement and late Neogene-Quaternary exhumation of the Kuril island-arc root (Kunashir Island) constrained by multi-method thermochronometry. Geoscience Frontiers, 7, 2 (2016) 211-220.


論文紹介 2 (14:50–15:50頃)

紹介者:岡村 聡

Yong Ye et al., 2021, Study on rock mass classification methods used in the geological disposal of high-level radioactive waste. Earth and Environmental Science, 861 (2021) 042118, doi:10.1088/1755-1315/861/4/042118.


 ※ 輪読会の報告は こちら をご覧ください.


北海道総合地質学研究センター 2022通常総会特別講演会

日時:2022/05/15 (日曜) 13:10–15:00 (開場:12:50)
講演テーマ「石狩低地帯の縄文時代:珪藻・花粉・考古のはなし」
会場:札幌エルプラザ(札幌市北区北8条西3丁目)4階 中研修室A・B

2021年, 北海道南部から東北北部の縄文遺跡群がユネスコの文化遺産に登録されました. 12,000年から2,500年前の縄文時代はどの様な時代だったのでしょう? 今回, 石狩低地帯について微化石から当時の自然条件を復元し, その中での人々の暮らしを想像することにしました.


プログラム

星野 フサ:花粉化石からみた縄文時代の始まりからの環境変遷の解析について(35分)
  発表趣旨:厚真川河口部のAZK-101コアと東野幌湿原10mコアを帯広市伏美コアでの現植生と花粉分析の比較で読み解く
嵯峨山 積:縄文海進と石狩低地帯の形成:珪藻化石からのアプローチ (35分)
  発表趣旨:縄文時代の海水の流入により形成された石狩低地帯の湖を推定し,平野の形成について発表する
工藤 義衛:ヒトの環境適応の視点から見た石狩低地帯(35分)
  発表趣旨:縄文海進以降の石狩低地帯で起こった環境変化にヒトがどのように適応していったのかを考古学から見ていく

感染症対策を十二分に行ったうえでご参加ください. なおこの講演会には会員以外の方も参加することができます (参加費無料). プログラムは こちらから [PDF link] 入手 できます.


第6回会員交流会 (オンライン開催)

日時:2022/03/13 (日曜) 13:20–15:40
新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, 第6回会員交流会をオンラインで開催します.


プログラム

高波鐵夫:北海道とその周辺海域の最近の地震活動 (2018年〜2021年)
関根達夫:パワーポイント (PPT) のスライド録画
関根達夫:日本地形用語事典:QGIS に掲載範囲を描く
岡 孝雄: 然別湖北岸ヤンベツ川下流の最終氷期および完新世の堆積物について
その他,諸連絡・懇談

終了しました. 参加者 9 名. 記録を 公開 [PDF link] しています. なお, 2件の発表については「会員のページ」において会員提供アーティクルとして 公開 されています.


第17回研究セミナー (新型コロナウイルス感染急拡大のため, 中止となりました)

日時:2022/01/29 (土曜) 13:30–15:30
会場:エルプラザ 4F 会議室 C (札幌市北区北8条西3丁目)

第17回研究セミナーを開催します. オミクロン株による新型コロナウイルス感染の急拡大が今後さらに進行する場合(その可能性が大きいようにも思われます)には中止・延期の可能性もあります. ご注意ください. 研究セミナーは会員間の議論を目的に行われますが, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます. 参加を希望される方は事務局 (office@hrcg.jp) まで電子メールでお申し込みの上, 十二分に感染症対策を行ったうえでご参加ください.


暫定プログラム (1/12 に講演 1 件を追加しました.今後さらに中止・延期・プログラム変更の可能性があります)

宮坂省吾:札幌の失われた川ー都心にあった幻の川ー
高波鐵夫:北海道及びその周辺海域での最近の地震活動について
関根達夫:古倶知安湖露頭 自衛隊西側法面の写真とスケッチ
岡 孝雄:然別湖北岸ヤンベツ川下流の最終氷期および完新世堆積物について -堰き止めによる然別湖の形成に関連して-


第2回野外観察会

日時:2021/10/16 (土曜) 13:00–17:00
札幌の基盤地質と地形の観察を目的に, 第2回野外観察会「藻南公園周辺の地形地質」を開催いたしました. 今回は新型コロナウイルス蔓延状況のため会員限定といたしました. 案内者:関根達夫, 岡 孝雄, 嵯峨山 積.

終了しました. 参加者 11 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第3回論文輪読会 (オンライン開催)

日時:2021/07/25 (日曜) 14:00–17:00
第3回論文輪読会をオンライン形式で開催します. 論文輪読会は会員間の議論を目的に行われますが, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます. 参加を希望される方は事務局 (office@hrcg.jp) まで電子メールでお申し込みください.


紹介 1 (14:00–15:30)

紹介者: 君波和雄
紹介論文: Artemieva, I.M., Thybo, H., and Shulgin, A. (2016), Geophysical constraints on geodynamic processes at convergent margins: A global perspective. Gondwana Research, 33, 4-23.
抄録 [PDF link]


紹介 2 (15:30–17:00)

紹介者: 高波鐵夫
紹介論文: Kobayashi, H., Koketsu, K., Miyake, H., and Kanamori, H. (2020), Similarities and differences in the rupture processes of the 1952 and 2003 Tokachi-oki earthquakes. Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 126, e2020JB020585. https://doi.org/10.1029/2020JB020585.
抄録 [PDF link]

終了しました. 参加者 7 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第16回研究セミナー (オンライン開催)

日時:2021/07/03 (土曜) 13:30–16:00
第16回研究セミナーをオンライン形式で開催します. 研究セミナーは会員間の議論を目的に行われますが, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます. 参加を希望される方は事務局 (office@hrcg.jp) まで電子メールでお申し込みください.


プログラム

嵯峨山 積・星野フサ・井島行夫・近藤玲介・関根達夫・小田桐 亮・宮入陽介・横山祐典:古倶知安湖の検証–その2–:上部更新統真狩別層の2020年度調査の成果
関根達夫:フリー3DCGソフト「Blender」で描いた地質3Dと三角州等の水理実験の紹介
宮下純夫・草野有紀・足立佳子・海野 進:オマーンオフィオライトの溶岩層–海洋地殻溶岩層の層序とその形成プロセス
加藤聡美:日高帯北部・下川オフィオライトにおける高発泡ドレライト岩床の発泡の要因及び, MORB中の曹長石-カリ長石集合物の起源

終了しました. 参加者 13 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第5回会員交流会 (リアル・オンライン混合開催)

日時:2021/04/25 (日曜) 14:30–16:40
会場:札幌エルプラザ 2階 環境研修室1 (札幌市北区北8条西3丁目)

新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, 第5回会員交流会をオンラインとリアルの混合形式で開催します.

終了しました. 2021年通常総会終了後に開催され,初めての試みとしてリアル会場からオンライン配信を行ない,発表の内の1件はオンライン参加者によるものでした.

参加者 17 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第4回会員交流会 (オンライン開催)

日時:2021/03/07 (日曜) 19:00–21:20

新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, 第4回会員交流会をオンラインで開催します.

終了しました. 参加各会員の近況や関心を持っている事柄 (書籍, 講演会, 映画会などの紹介を含む) を各10分程度で紹介しました. 1名の参加者の接続がうまくいかず, 途中退席となりましたが, オンライン開催の利点を活かし, 遠隔地の会員の参加もありました.

参加者 11 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第3回会員交流会

日時:2021/01/31 (日曜) 13:30–15:50
会場:札幌エルプラザ 4階 研修室1 (札幌市北区北8条西3丁目)

新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, いわゆる三密対策を施した上で会員限定の行事として第3回会員交流会を開催します.


プログラム

石崎俊一:海外プロジェクトに係わる地質技術者の役割(概要)
山岸宏光・松田義章:ブラタモリ室蘭のその後
松田義章:都市景観(特に建造物)の形成における「石材」の活用とその地質学的背景~主に札幌軟石と小樽軟石を例として~
岩間唯史:小中学校での地学教育の現状

終了しました. 参加者 14 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第 15 回研究セミナー

日時:2020/10/31 (土曜) 13:00–16:00
会場:かでる 2.7 北海道立道民活動センター 1050室 (札幌市中央区北2条西7丁目)

新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, いわゆる三密対策を施した上で会員限定の行事として第15回研究セミナーを開催します.


プログラム (予定)

嵯峨山 積・井島行夫・岡村 聡・宿田浩司・藤原与志樹:石狩平野地下地質の新展開-中沼町ボーリング層序と埋没地形区分-
山岸宏光:韓国Jeju島のジオパークを訪ねて-2019年第12回アジア地域応用地質学会に参加して
宮下純夫・足立佳子・金子 龍:海嶺下における熱水循環と塊状硫化鉱床の成因-オマーンオフィオライトにおける緑泥石岩体の意義
山下康平・前田仁一郎:日高山脈,曲り沢かんらん岩の中の優白質脈:上部マントルと珪長質メルトの反応のアナログ
谷内 元:沈み込み帯火成活動とスラブ由来超臨界流体

終了しました. 参加者 10 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第2回会員交流会

日時:2020/08/29 (土曜) 13:00–16:00
会場:かでる2・7 510会議室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, いわゆる三密対策を施した上で会員限定の行事として第2回会員交流会を開催します.


プログラム (予定)

前田仁一郎:モホ面を考える
山岸宏光:インド デカントラップを訪ねて
栁下文夫:研究者・教育者として42年間に携わった研究テーマの紹介
高田忠彦:コロナ禍対策とメソポア珪藻土
宮下純夫:新型コロナ感染の世界的状況と最近の写真紹介
岡村 聡:寿都町の高レベル放射性廃棄物地層処分場選定に関する報道について

終了しました. 参加者 10 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第1回会員交流会

日時:2020/08/01 (土曜) 14:00–17:00
会場:札幌エルプラザ 4階 中研修室 A・B (札幌市北区北8条西3丁目)
新型コロナウイルス感染症拡大状況の下,対外的な行事を中止していますが, いわゆる三密対策を施した上で会員限定の行事として第1回会員交流会を開催します.


プログラム (予定)

理事長挨拶

前田仁一郎:交流会の趣旨, HRCG 設立時の夢と今後について (15 分)

第1部 北海道胆振東部地震関連講演 (全体で 60分)

高波鐵夫:北海道内陸地震と南部千島海溝のメガスラスト地震との関係性について
山岸宏光:胆振東部地震による斜面災害のGISやLPによる解析
岡 孝雄:2018年胆振東部地震における岩盤崩壊(岩盤すべり・岩盤崩落)の分布と復元地震断層の関係について

第2部 参加者 (希望者のみ) による発表 (全体で 60分程度)

自己紹介・自己紹介を兼ねた研究紹介・研究発表・HRCG行事の希望など, 内容は自由.1 件あたり最大 7 分 (発表 5 分, 討論 2 分を目処に.ただし希望者数によっては発表時間の増減あり), パワーポイント使用可.


◎ いわゆる三密対策を施した上での開催ですが,新型コロナウイルス感染拡大の状況によって中止することも有り得ます.また,交流会終了後に有志参加の簡単な懇親会を企画したいと考えていますが,これも流動的です.なお,参加にはマスクの着用をお願いしますし,熱があるなど体調に不安のある方は参加をご遠慮ください.

終了しました. 参加者 14 名. 記録 理事長挨拶 を公開 [PDF link] しています.


第 2 回論文輪読会 [中止となりました]

日時:2020/02/29 (土曜) 10:00–12:00
会場:札幌エルプラザ 2階 ミーティングルーム (札幌市北区北8条西3丁目)
発表者:前田仁一郎 (北海道総合地質学研究センター)
発表タイトル:モホ不連続面について考えてみる
要旨:

高校や大学の地学の教科書には必ず,核・マントル・地殻といった地球の輪切り断面が載っており,地殻とマントルの境にはモホロビチッチ不連続面 (以下,モホと記述) と書かれているはずです.だから,ほとんど100% の人たちは「モホは地球上のどこにおいても明瞭に定義されるもので, 従って地殻とマントルの境界もまた明瞭である」というイメージを持っているに違いありません.しかし,奇妙なことに, 「地殻はモホよりも浅い部分である」という定義と「モホは地殻とマントルの境界である」という定義が同居している地学事典の類があったりするのです.モホの定義は, 地殻の定義はどうなっているのでしょう. また一方で地震学的モホと岩石学的モホの異同をめぐる議論もあります.実は, 欧米では 1980 年代を通じてモホの曖昧さが真剣に議論されたようです (例えば, Oliver, 1982, 1988; Barton, 1986; Jarchow and Thompson, 1989). この輪読会では,このモホにまつわる問題点をレビュウし,皆さんとともに議論を行いたいと思います.


論文輪読会は会員間の議論を目的に行われますが, 会員外にも公開されており, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます.


2020/02/28:新型コロナウイルス蔓延の影響を考慮し, 延期となりました.


第 14 回研究セミナー

日時:2020/01/24 (金曜) 15:00–17:00
会場:エルプラザ 2F, 環境研修室 1 (札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ)


プログラム (予定)

講演1:前田仁一郎, 十勝岳ともうひとつの十勝岳はどのようにしてできたのか:地質と地形から生きている地球を考えてみよう
講演2:山岸宏光, 韓国 Jeju 島のジオパークを尋ねて–第12回アジア地域応用地質学会の参加報告–
講演3:関根達夫, 失われた湖を探して, 竜に会う
講演4:嵯峨山 積, JR札幌駅北口のボーリングについて


研究セミナーは会員の研究成果の相互討論を目的に行われますが, 会員外にも公開されており, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加し, 討論に加わることができます.


終了しました. 参加者 11 名. 記録を 公開 [PDF link] しています.


第 13 回研究セミナー

日時:2019/10/20 (日曜) 14:30–16:00
会場:かでる 2.7 北海道立道民活動センター 1010室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
講演者:高波鐵夫 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:2018年9月6日北海道胆振東部地震をレビューする
講演要旨:

北海道胆振東部で昨年9月6日 北海道観測史最大の規模 M6.7 が発生し, この地震で初となる震度 7 が厚真町で観測され, 安平町・鵡川町で震度 6強, 千歳市・日高町・平取町・札幌市東区で震度 6弱が観測されました. 震源から 80 km も離れた札幌市では, 今も大規模な地盤災害の爪痕が残っています. また地震調査研究推進本部が「わが国の主な活断層の中では, 発生確率がやや高いグループに属する」と評価した Aランクの石狩低地東縁断層帯南部付近でこの地震が発生しましたが, 地表の断層がずれた形跡はなく, 活断層の走向と余震域の走向もずれていることなどからこの活断層と今回の地震との関連はよくわかっていません. さらに内陸の大地震は通常 10〜20 km の深さで発生しますが, 今回の震源域周辺では例外的に深さ 30〜40 km で規模の大きな地震が発生しています. 一方「千島前弧スリバー」と呼ばれる巨大な地質構造ブロックが西進し, 中央北海道で東北日本弧と衝突することにより, 日高山脈は現在も西に湾曲すると同時に隆起を続けていると見られ, 日高地方の深部は強い圧縮場となっていて, 今回の地震はこのような構造の中で発生したとの考えがあります. そのような現状下で新しい観測による結果も報告されてきました. まだ未解決な問題も残っていますが, すでにこの地震から1年が経過しました. 当センターの研究セミナーでこの地震を議論する好機と考え, 専門である地震学的の立場からレビューを試みます.


研究セミナーは会員の研究成果の相互討論を目的に行われますが, 会員外にも公開されており, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加し, 討論に加わることができます.


終了しました. 参加者 15 名 (会員外 2 名を含む). 記録を 公開 [PDF link] しています.


第 1 回論文輪読会

日時:2019/06/30 (日曜) 10:30–12:00
会場:札幌市市民活動サポートセンター ミーティングルーム (札幌市北区北8条西3丁目 札幌エルプラザ2階)
発表者:高波鐵夫 (北海道総合地質学研究センター)
発表話題:Kita, S., Nakajima, J., Hasegawa, A., Okada, T., Katsumata, K., Asano, Y., and Kimura, T. (2014), Detailed seismic attenuation structure beneath Hokkaido, northern Japan: Arc-arc collision process, arc magmatism, and seismotectonics (Journal of Geophysical Research: Solid Earth, 119, 6486–6511, doi:10.1002/2014JB0110992014) の紹介と議論.


終了しました. 参加者 12 名 (会員外 2 名を含む). 記録を 公開 [PDF link] しています.


第 12 回研究セミナー

日時:2019/05/09 (木曜) 14:30–16:00
会場:かでる 2.7 北海道立道民活動センター 1010室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
講演者:関根達夫 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:56災害を語り継ぐ2019
講演要旨:

災害における自然の営みと人の営み,56災害の被災体験,56以後の砂防工事,56以降の増水,防災への町内会活動,北海道や札幌市のハザードマップ,増水時の情報入手方法などについて紹介します.


終了しました. 参加者 10 名 (会員外 1 名を含む).


第 11 回研究セミナー

日時:2019/03/08 (金曜) 14:30–16:00
会場:かでる 2.7 北海道立道民活動センター 310室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
講演者:中西 諒 (北海道教育大学・北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:津波堆積物調査による1640年駒ケ岳山体崩壊津波の復元と日高地域における海溝型地震津波の履歴
講演要旨:
北海道太平洋沿岸は千島海溝の沈み込みによる地震の多発地帯であり,現在M 8.8という巨大地震の発生が心配されている.また,2018年12月にインドネシアを前触れなく襲った津波はクラカタウ火山の噴火が原因とされており,多くの死傷者を出した.このような火山性の地震は江戸時代に北海道において立て続けに発生していることが古文書からわかっており,数百~千数百人の死者を出したとされている.しかし,17世紀以前の北海道は歴史記録に乏しく,過去に北海道を襲った津波を知るためには地質記録を基にして調べる必要がある.
北海道東部(十勝~根室)は過去6,000年間の地層に数百年おきに繰り返す津波の痕跡である「津波堆積物」が報告されており,将来の津波想定にも活かされている.こうした津波は歴史時代に北海道が体感したことのない,巨大な地震による津波であるとされており,東西へとさらに広く高い波高を示していた可能性がある.しかし,襟裳岬を越えた西側(日高~渡島)についての地質記録には,17世紀と考えられる津波堆積物が発見されるのみでその波源も明らかにされていない.17世紀に見られる津波堆積物は道東や東北地方においても見られ,1640年には駒ケ岳の山体崩壊による津波が存在することから,その対比は非常に重要である.
本講演では日高・胆振・噴火湾沿岸域の掘削調査の結果を報告し,1640年駒ケ岳噴火による津波の復元と,日高南部で見出したサイクリックな津波堆積物の存在から太平洋沿岸西部に見られる17世紀津波堆積物の波源について考察する.


終了しました. 参加者 19 名 (会員外 2 名を含む).


第 10 回研究セミナー

日時:2019/01/19 (土曜) 15:30–17:00
会場:札幌市手稲区民センター 第1会議室 (札幌市手稲区前田1条11丁目)
講演者:君波和雄 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:Flat-slabとスラブの垂直切断
講演要旨:

沈み込むスラブの諸パラメーター (例えば, スラブの傾斜角, 沈みこみ速度, 年代など) や形状・特性 (切断や浮揚性地塊の有無) は, 過去の沈み込みテクトニクスを考察するにあたって, しばしば重要な鍵となる.

世界の沈み込みスラブの約10 %は, 非常に低角な沈み込み (flat-slab) である. 低角沈み込みが起こる原因に関して, 計算モデルやアナログ実験を主とする研究が多数行われている. 低角沈み込みの形成要因が取り除かれると, 通常の沈みこみへと移行する過程で沈み込むスラブのロールバック (rollback) もしくは高角化が起こる. スラブがロールバックする過程でしばしば差別的な高角化が生じ, スラブは切断される (垂直切断の形成). 低角沈み込み, スラブのロールバックおよびスラブの垂直切断は, 火成活動の消長・空間分布や火成岩類の地球化学的特徴, 上盤プレートの造構運動などに影響を及ぼす.

ここでは, flat-slabの形成要因, スラブのロールバックとマントルの流動, 垂直切断の形成要因などに関する最近の研究動向を紹介する. また, 西南日本外帯の中新世火成活動の形成要因に関して, 一つのアイデアを提示する.


終了しました. 参加者 19 名 (会員外 3 名を含む).


第 9 回研究セミナー

日時: 2018/07/21 (土曜) 13:00–16:00
場所: かでる 2.7 北海道立道民活動センター 740室 (札幌市中央区北2条西7丁目)

この研究セミナーの広報用の資料は こちら から入手可能です.


終了しました. 参加者 13 名 (会員外 3 名を含む).


講演 1 (13:10–14:40)

川村信人 (北海道総合地質学研究センター・元北海道大学理学研究院)
“岩清水古陸”−エゾ海盆中の前弧リッジ

講演要旨:

北海道の中央部には,白亜紀の前弧海盆堆積体である蝦夷層群が南北に狭長に分布する.蝦夷層群が堆積した海域(エゾ海盆)の発達史やテクトニクスについては,まだ解明されるべきことが多い.

蝦夷層群の中には不整合現象の存在が古くから指摘されており,その変動は『中蝦夷地変』と呼ばれている(猪間,1969).この不整合の存在については疑問も表明されているが,川村ほか(1999)などによっていくつかの地域で再確認され,その上昇域は『岩清水古陸』と呼ばれた.川村ほか(1999)などによってはじめて明らかにされた重要な事実は,『蝦夷層群中部層準が低温高圧型変成岩(神居古潭付加体)を不整合に覆う』ということであった.神居古潭付加体の変成年代は白亜紀前期から最末期(〜一部古第三紀)にわたるので,白亜紀前期の蝦夷層群前弧海盆堆積体がそれを不整合に覆うということは,かなり不思議なことである.

最近,今津ほか(2015)によって,中蝦夷不整合の示すハイエタスが 15 my 以下であることが砕屑性ジルコン年代からあきらかになった.この年代から,不整合を形成した変動の上昇速度は 0.1 〜 0.3 cm/y と見積もられる.これは,日高衝突山脈の上昇速度にも匹敵するものである.

『前弧リッジ』は前弧域に発達する狭長な陸域(上昇帯)で,付加体変成岩が露出する例も報告されている.岩清水古陸は約 110 Ma 前後にエゾ海盆中に出現した前弧リッジであり,100 Ma 前後に再び海中に没したと考えられる.このような前弧リッジの急激な形成要因は今のところ不明であるが,海山体の連続付加の影響なども考えられる.

(この講演内容の詳細は,フォーラムページ に掲載されています.)


講演 2 (14:50–15:30)

前原 恒祐・磯貝 晃一・伊藤 和伯・山田 岳史 (株式会社 開発調査研究所)
寒冷地露岩斜面の岩盤内部温度の季節変動と初夏に発生する岩盤崩壊のメカニズムに関する考察

講演要旨:

筆者らは,これまでに幾つかの研究会で発表タイトルとほぼ同様の内容を発表済みだが,改めて有識者の方々に我々の発表内容を聴講して頂き,アプローチや結果の妥当性に対する評価を,また今後の課題・検討方針に対する御意見を伺いたく,今回HRCG研究セミナーの場をお借りし発表させて頂く.

近年,ヨーロッパの山岳地域では岩盤斜面の不安定化が与える社会資本への影響が深刻化していることから,気候変動と岩盤斜面の不安定化との関係の有無について幾つかの議論がなされている.地形学分野では,寒冷地の地形発達に纏わるグローバルプロセスについて気象・気候変動と凍土層の形成・ソリフラクション・斜面不安定化の関係等,様々な視点からの議論が昔からあるが,気象・気候変動と岩盤斜面の不安定化の詳細メカニズム・プロセスについて基本的にきちんとした議論がなされておらず,先に述べた問題の深刻化により,近年ようやく取り組みがなされ始めた段階である.

問題となっている高所山岳地域では,それまでマイナス温度環境にあった岩盤斜面が気候変動の影響を受けプラス温度環境に転じる機会が多くなったことで,斜面の不安定化に岩盤斜面の凍結‐融解作用が影響していると考えられており(Gruber et al. 2004 ),北海道のように厳冬期と夏期の寒暖差の大きい寒冷地岩盤斜面でも,影響の大小はあるにせよ, 岩盤斜面の不安定化には基本的に同じメカニズムが作用している可能性が考えられる.

このことから、北海道で起こっている初夏の岩盤斜面の不安定化と高所山岳地域で起こっている斜面不安定化の詳細に関しては,それぞれの基盤岩の岩質,地質構造,風化度,日射量等,ローカルな様々な細かい条件に依存するかも知れないが,共通点となる岩盤の凍結(—融解作用)が斜面の不安定化を引き起こす基本プロセスの一つであり,誘因の一つとなっていると捉えて,初夏の岩盤崩壊の調査を実施した.

本発表では,平成26年の初夏に北海道恵庭市近郊で発生した岩盤崩壊に関し,約2年間に渡って実施した岩盤斜面内部温度の観測結果を中心に,調査地の岩盤崩壊の発生メカニズムについて考察する.

調査の結果,露岩表面から約3mの深さに厳冬期から約4カ月遅れとなる5月下旬~6月上旬頃に最深凍結部が形成されることが解った.また、この最深凍結部の深さは初夏の岩盤崩壊の厚さで3mと調和し、これまでに北海道で報告されている初夏の岩盤崩壊(天城岩崩壊・苔の洞門崩落)とも調和的である.

このことから,厳冬期から岩盤斜面内へ伝播し始めた0℃等温線が時間遅れで徐々に深部へ移動してゆく中,節理面の開口部を通じ岩盤内部に流入していた表流水・地下水等が開口節理面間で氷楔を形成し,その成長圧により節理面の開口量・開口面積が徐々に増大し,その後初夏頃に約4ヵ月の時間遅れで0℃等温線が到達した際の氷楔の成長圧や岩盤の凍結膨張による氷楔の前面への押し出しにより,不安定岩塊の重力変形による不安定化が急速に進行し一部岩盤の破断を伴いながらトップリング性の岩盤崩壊が発生したと考えた.


第 8 回研究セミナー

講演者:関根達夫 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:幻の湖「古藤野湖」
日時: 2018 年 3 月 3 日 (土曜) 13:00–16:00
場所: かでる 2.7 北海道立道民活動センター 620室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
参加予約・参加費:不要

講演要旨:


2003年,最終間氷期勉強会で豊平川地質巡検を開催するにあたり,豊平川周辺の文献を集めたり現地の下見を行った.その時,南の沢八垂別墓地付近の支笏火砕流堆積物の露頭を見て,石井次郎氏(元北海道東海大学教授)が提唱していた豊平川の堰止湖の存在を確信した.その後も堰き止め湖の証拠が残っていないか現地調査を少しづつ行っていた.

2014年に八剣山西口登山道の斜面に湖成層と考えられる地層を発見し,日本地質学会北海道支部や日本第四紀学会で「4.1万年前,支笏火砕流堆積物 (Spfl) が豊平川を堰止めて"古藤野湖"を形成した」という題で発表した.同年ようやく,石井次郎氏の豊平川の堰止湖の論文 (1986) を見つけることができた.

2014年以降も,八剣山山麓の砥山沢川の河川工事の切土面に湖成層と考えられる青粘土を確認したり,支笏火砕流堆積物の堰き止めダム上流端付近に当たる藤野地区に大きな切土面が出現し,支笏火砕流堆積物以前の砂礫層や支笏火砕流堆積物を削って堆積した砂礫層を確認したので,古藤野湖形成との関係を検討している.

今回は,石井次郎氏の「石山・硬石山ダム湖」と「古藤野湖」について紹介する.


研究セミナーは会員の研究成果の相互討論を目的に行われますが, 会員外にも公開されており, 関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加し, 討論に加わることができます. 講演要旨を含む広報用の資料は こちら から入手可能です.


終了しました. 参加者 14 名 (会員外 4 名を含む).


第 7 回研究セミナー

講演者:山岸宏光 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:水中火山のはなし –NHK ブラタモリ室蘭 (2017年11月25日放映) に関連して–
日時: 2018 年 2 月 3 日 (土曜) 14:30–16:00
場所: かでる 2.7 北海道立道民活動センター 920室 (札幌市中央区北2条西7丁目)
会員以外の方でも関心をお持ちの方はどなたでも自由に参加することができます. 参加は無料ですが, 資料代 300 円が必要です. また予約は不要ですが, 会場の収容人数に制限があるため, 先着順とさせていただきます. なお, このセミナーに関するお問い合わせは北海道総合地質学研究センター (office@hrcg.jp) までおよせください. 講演要旨を含む広報用の資料はこちらから, ポスターは こちら から入手可能です.


講演要旨:

NHKブラタモリという番組では, 地学の話題がよく出てくる. そのなかで, とくに、ブラタモリ熱海では、水冷破砕溶岩という言葉が、同知床では水冷破砕岩、また、2017年11月25日に放映された同室蘭では、演者が出演して、「水冷破砕岩」という用語の創始者として紹介され、地球岬やトッカリショなど、室蘭八景の海側から見た、「水中火山」のでき方を解説した。

この室蘭絵鞆半島外側の断崖の地質や岩石については、最近の知識で解説したものはなかったため、その取材にあわせて、室蘭市が公開しているオープンデータの解析に始まり、セスナ機((株)シン技術コンサル)による斜め写真撮影や現地調査を実施して、膨大なデータを収集して、貴重な資料を入手したと同時に、新たな知見を得ることができた。

このセミナーでは、あらためて、「ハイアロクラスタイト」(hyaloclastite)の和訳である「水冷破砕岩」の意味を解説して、ブラタモリ室蘭の番組作成に協力した際に取得した種々の画像データなどを主に紹介する。さらに、ほかのNHK番組(BSプレミアム国道5線トラック旅など)で紹介された積丹半島東海岸の露頭写真も紹介する。

地質屋がよく使っている「ハイアロクラスタイト」の日本語訳を、“水冷破砕岩”としたのは演者である(神恵内図幅など)が、この名称を使うことについては70年代には、いくつかの議論があったので、火山岩の分類をふくめて紹介する。

いずれにしても、2016年の日本地質学会(東京)では、天野一男さんらが、“グリーンタフルネサンス”と称して、中新世の海底火山の復元に関する研究が始まっている。1991-2000年の間に、「水底火砕岩研究会」(http://science.shinshu-u.ac.jp/~geol/Miyake/HP/suitei.html) として、10回の研究集会と巡検会が開催されてきたが、高齢化と、フィールドジオロジーの衰退によりそれ以降開催されていない。しかし、それに代わって、on line に「水中火山岩研究会」(http://kazan.okuyama.co.jp/)が2015年にたちあがり、少しずつ会員も増えている。わが国ではフィールドジオロジーそのものが“絶滅危惧種”である状況であるが、西の島新島の誕生や、JAMSTECなどの現海底による種々の調査も行われていて、多くのデータが提供されつつある。この機会に海中―水中の火山活動に興味をもってくれる若い人が増えれば幸いである。


終了しました. 参加者 57 名 (会員外 45 名を含む).


第 6 回研究セミナー

終了しました. 参加者 9 名.


講演者:松田義章 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:地学教育の課題とその改善
日時: 2017 年 10 月 1 日 (日曜) 15:30–17:00
場所:北海道クリスチャンセンター 201 研修室 (札幌市北区北7条西6丁目)

講演要旨:


1 問題の所在:地学教育の課題として, 文部科学省や北海道教育委員会等の諸調査の結果から以下のような問題や課題が指摘されている. ① 地学的事象の多様性等の特性に起因する記載的な学習内容の多さ. ② 地学の学習が自己完結的なものに終始しがちで問題(課題)発見型のものや課題解決的なものになっていない. ③ 上記のことから, 児童や生徒は実際の地学的事象には興味や関心があるが, 地学の学習は暗記中心で学習自体に興味・関心が持てないといったことなどが挙げられている. 一方, 教師の側からの地学教育の課題として, 児童や生徒にどのような自然観に立った地球観を育成するのか?といった課題に対しては, 以下のような観点に立った地球観の重要性を指摘している. ① 現在性・斉一性(ユニフォーミタリアニズム). ② 歴史性.③ 相互関連性. ④ エネルギー論的な見方・考え方. ⑤ 平衡的な見方・考え方. ⑥ 進化する地球・惑星システム的な見方・考え方. 以下・・・等. なお, 文部科学省は, 小・中・高等学校の学習指導要領において, 地学の教育において育成すべき概念として以下の3つを挙げている. ① 時間概念の育成. ② 空間概念の育成. ③ 地球概念の育成. ただし, ③の地球概念というのはいかにも定義や実体が曖昧で意味不明なので, システム概念の育成とでも捉えた方が良さそうである. 本講演の発表では, 上記の課題を整理し, その課題の解決に向けて, 以下のような研究の構想を設定した. ① 地学教育および地学の学習の今日的な課題を改めて整理し提起する. ② 上記の①の課題を踏まえて地学の学習の改善に向けたプランを立案する. ③ 地学に関わる問題や課題の発見・追究・解決を重視した地学の学習の構築を図り実践を試みる. ④ 野外科学の手法(川喜田【1967】のW型の研究過程)を踏まえた学習の試行的な実践の事例を収集し, その成果と課題を明らかにする.


2 課題解決の方策:具体的な授業プランとその実践例〜W型の学習過程を踏まえた岩石や砂の学習例:① 岩石の分類の学習から, その結果得た知識や手法を活用して, 遺跡の石材のルーツを解明する探究的な学習の試み. ② W型の学習過程を踏まえた砂の学習:砂の構成鉱物や組成の学習からその結果得た知見を踏まえ活用して考古遺跡周辺の環境の変遷を探る探究的な学習の試み.


3 実践事例:火成岩の分類の学習とその知見および手法を活用する課題研究:【第1次】火成岩の分類のための岩石標本の観察学習(実験室内).【第2次】野外における火成岩の産状の観察実習.(野外の露頭)【第3次】課題研究:「北海道指定史跡・余市西崎山環状列石を構成する岩石とその由来を探る.」(野外および室内でのまとめ,および発表.)


(1) 研究の動機と目的:(省略)(2) 研究の方法:① 本遺跡を構成する岩石の配置について測量し, 個々の岩石ついて, 礫の大きさの計測, 形状や円磨度の検討, 岩種についての肉眼的な分類や鑑定. ② 周辺地域の地質や岩石の分布状況や産状について調査し, それらのデータを比較・検討して, 本遺跡を構成する岩石の由来について考察する. (3) 研究の結果:本遺跡を構成する213個の岩石について以下のような結果を得た. ① 礫の大きさについては, 巨礫が66%, 大礫が33%を占め, 特に50〜90 cmのものが約10%を占めていた. ② 礫の形状や円磨度の検討の結果, 角礫が49%, 亜角礫が30%を占めており, 特に柱状のものが全体の51%を占めていた. ③ 岩種は, 大きな柱状のもの(立ち石)はゼノリスを含むデイサイトが全体の94%を占めていた. (4) 考察:本遺跡の岩石は, その94%が本遺跡から約10 kmも離れた余市シリバ岬から運搬されたものであると推定される.


4 まとめ:本授業の実践によって, 従来, 記載的で暗記を強いる学習に終始していた岩石の分類の学習を, 課題解決的な学習として再構成することができた. 以上, 地学教育の諸課題について紹介するとともに, その改善の方策についても事例をもとに紹介する.


講演要旨を含む広報用の資料は こちら から入手可能です.


終了しました. 参加者 9 名.


第 5 回研究セミナー

日時: 2017 年 5 月 28 日 (日曜) 13:00–17:00
場所:札幌市生涯学習総合センター ちえりあ サークル活動室 1 (札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10)

講演タイトル
1. 嵯峨山 積:珪藻群集はどれだけ塩分濃度を反映しているのか:塩分指数による検討.
2. 嵯峨山 積・近藤玲介・重野聖之・百原 新・冨士田裕子・矢野梓水・宮入陽介・横山祐典:北海道北部猿払村の沖積層コアの珪藻分析.
3. 岡 孝雄・乾 哲也・奈良智法:厚真川上流の地形面区分と5万年前以降の環境変動の解明-厚幌ダム地域の遺跡調査に関連して-.
4. 岡 孝雄・大西 潤:然別湖北岸ヤンベツ川沿いの段丘堆積物の泥炭の14C年代と上位ローム中に検出された御鉢平起源の降下火山灰について.
5. 前田仁一郎・松田岳洋・中田周兵・Keewook Yi:中央北海道, 日高火成活動帯に産する鉄に富む深成岩類の岩石学・年代論.
特別講演. 中西 諒:北海道胆振海岸西部における17世紀津波堆積物の対比とその特徴.


終了しました. 参加者 9 名.


第 4 回研究セミナー

終了しました. 参加者 11 名 (会員外 2 名を含む).


講演者:石﨑俊一 (北海道総合地質学研究センター)
講演タイトル:Madagascar 南部の地質と鉱物資源
日時: 2017 年 5 月 7 日 (日曜) 13:00–14:30
場所:かでる 2.7 北海道立道民活動センター 750室 (札幌市中央区北2条西7丁目)

講演要旨:


日本国政府とMadagascar共和国が2008年から推進してきた鉱物資源開発のための技術協力プロジェクトで, 2010~2012年に延べ200日間現地に滞在して地表地質踏査および地質図作成に携わった. 本発表では, 現地調査およびその成果の一部を紹介する.


Madagascarはアフリカ大陸の東方に位置しており, 南北約1,500 km, 東西600 km(最大幅)で日本の約1.6倍の面積を有する島国である. 調査地域はMadagascar南部, 南緯23°12′~24°24′および東経45°18′~46°12′の範囲内で, 総面積は11,264 k㎡(秋田県の面積に相当)である. この地域を8区域に分割して1/10万の地形図を持参してルートマップを作成するとともに, 河床部で化学分析用の砂試料を採取した.


Madagascarはかつてアフリカ大陸東部・インド亜大陸・南極大陸とともに“ゴンドアナ大陸”の一部を構成しており, 始生代~原生代の岩石が広く分布する. 島の中央から東部にかけて全体の約3分の2の地域は, 約30~5.4億年前の始生代~原生代に形成された変成岩類・花崗岩類・ミグマタイト・塩基性岩類などの基盤岩類で構成される. これらの基盤岩類は, 原生代最末期から古生代初頭(約5.5~5.0億年前)にかけて高温高圧の変成作用を受け, 広範囲で再変成作用を被った. 一方, 島の西部には古生代・中生代・新生代に堆積した非変成の地層が分布する.


本調査地域では変成岩類・花崗岩類・ミグマタイト・塩基性岩類などが分布しており, 岩相のちがいにより「25の岩相単元」に区分した. 本地域における始生代~原生代の岩石は, 中央部を南北にはしる “Betrokaせん断帯” を境にして, 西側を “Androyenドメイン”, 一方東側を “Anosyenドメイン” にそれぞれ区分している. 変成作用の時期としては, 西側ドメインが東側ドメインより古い.


調査地域内において比較的規模が大きい鉱物資源は, “Ampandrandava” で採掘されている金雲母である. 調査地域東方には, かつて採掘されたウランートリウム鉱床が分布する. このほかの資源としては, グラファイト・マグネタイト・雲母類・希土類元素・金・ウランートリウムと, ベリル・コランダム・電気石・水晶・ザクロ石などの貴石類等が賦存する可能性がある.


本発表では, 地質・鉱物資源のほかに, トピックスとしてMadagascarの「火山」・「温泉」・「氷河」・「現地の生活環境」なども紹介する予定である.


講演要旨を含む広報用の資料はこちらから入手可能です.


終了しました. 参加者 11 名 (会員外 2 名を含む).

第 3 回研究セミナー

終了しました. 参加者 22 名 (会員外 10 名を含む).


講演者:合地信生 (北海道総合地質学研究センター・斜里町立知床博物館)
講演タイトル:考古学と岩石学の接点 & ブラタモリ知床
日時: 2017 年 3 月 3 日 (金曜) 13:00–14:30
場所:かでる 2.7 (札幌市 中央区北2条西7丁目, 北海道立道民活動センター 620室)

講演要旨:


博物館は専門が異なる学芸員が同じ空間で仕事をしており, 境界領域の研究がしやすい環境がある. 三内丸山遺跡の石斧について共同研究の機会があり, 北海道・北東北の石斧について岩石の種類・出土遺跡の時代を調べた. その結果, 平取産のアオトラ石と神居古潭峡谷産の青色片岩が広い地域に流通しており, 特にアオトラ石製石斧の流通が縄文時代の円筒式土器文化圏と重なることが分かった. 現在「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界遺産登録を目指しているが, それはアオトラ石の流通文化圏でもある. 今回, なぜこのような変成岩を縄文人が好んで使用したのか, また数千点の石斧データから縄文時代の前期~晩期にかけて, 産地からどのように運ばれたかについて検討する.


縄文式土器を作った土の産地と焼成温度については決定的な答えの出ていないテーマである. 粘土鉱物が焼かれ, それからガラスが形成され, それが粒子を結び付けるセメント物質として働き, 水を保持できる土器が作られたとの作業仮説のもとにガラスに注目した. 今回, 予備分析で時代の異なる 4 種類の土器中のガラスの水分量を計測すると, 焼きの良い土器ほど水分量が少ないことが分かった. 粘土鉱物からガラスが形成される場合, 粘土鉱物→水を含むガラス→ガラス + 水 の反応が生じ, 温度が高いほどガラス中の水分が少なくなると推察される. 経験でしか分からなかった焼成温度について定量化の可能性が見えてきた. また, ガラスの成分からもとの土の成分についての推察も可能と思われる.


昨年11月に「ブラタモリ知床」に案内人として参加した. 今回の講演の最後にその際のエピソードについて紹介する. タモリさんは想像以上の優秀な地質屋でした.


講演要旨を含む広報用の資料はこちらから入手可能です.


終了しました. 参加者 22 名 (会員外 10 名を含む).


第 2 回研究セミナー

終了しました. 参加者 10 名 (会員外 4 名を含む).

講演者:宮下純夫 (北海道総合地質学研究センター・新潟大学)
講演タイトル:Chloritite bodies from the Oman ophiolite: A new aspect of the hydrothermal system beneath ocean ridge flanks
日時: 2016 年 8 月 14 日 15:00–17:00
場所: 北大・理・6号館 (札幌市北区)


終了しました. 参加者 10 名 (会員外 4 名を含む).


第 1 回研究セミナー

日時: 2016 年 5 月 29 日 (金曜) 13:00–14:30
場所:北大山岳館 (札幌市北区)


終了しました. 参加者 7 名 (会員外 1 名を含む).



「研究セミナー」コンテンツ

2024年

2024/02/18:第5回論文輪読会

2023年

2023/11/11:第20回研究セミナー

2023/07/29:第19回研究セミナー

2023/05/13:特別講演会「札幌を見下ろす山々」

2023/03/18:第18回研究セミナー

2022年

2022/07/30:第17回研究セミナー

2022/07/17:第4回論文輪読会

2022/05/15:特別講演会「石狩低地帯の縄文時代:珪藻・花粉・考古のはなし」

2022/03/13:第6回会員交流会

2022/01/29:第17回研究セミナー [中止]

2021年

2021/10/16:第2回野外観察会

2021/07/25:第3回論文輪読会

2021/07/03:第16回研究セミナー

2021/04/25:第5回会員交流会

2021/03/07:第4回会員交流会

2021/01/31:第3回会員交流会

2020年

2020/10/31:第15回研究セミナー

2020/08/29:第2回会員交流会

2020/08/01:第1回会員交流会

2020/02/29:第2回論文輪読会 [中止]

2020/01/24:第14回研究セミナー

2019年

2019/10/20:第13回研究セミナー

2019/06/30:第1回論文輪読会

2019/05/09:第12回研究セミナー

2019/03/08:第11回研究セミナー

2019/01/19:第10回研究セミナー

2018年

2018/07/21:第9回研究セミナー

2018/03/03:第8回研究セミナー

2018/02/03:第7回研究セミナー

2017年

2017/10/01:第6回研究セミナー

2017/05/28:第5回研究セミナー

2017/05/07:第4回研究セミナー

2017/03/03:第3回研究セミナー

2016年

2016/08/14:第2回研究セミナー

2016/05/29:第1回研究セミナー

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